さて、ここに２つの生き方がある。
自分中心に考える。地図を見て、目的地に対して自分の位置を確認する。そして、進む。自然な思考動作。周囲に目もくれず、自分本位に進む。いずれ壁にぶち当たる。落とし穴に落ちる。
相手の身になって考える。社会の中で生きる以上、必要なスキル。衝突は避けたい。しかし、周囲にばかり目をやっては前に進めない。ぐるぐるぐるぐる回り道。そのうち自分も見失う。前がどっちかもわからない、狂った方位磁石。
待ちなよ、マッチダメだよ、焚き付けるな？
二者択一に持っていくのは、ずるいやり方。思い詰めないで、行き方はいくつかあるものでしょうよ。
３方向に伸びた、にぎやかな人参の葉。言い方だっていくつかあるもの。
ただ、根っこは同じなんだけどね。
美しい有様に憧れる
兎靴良し、ぴょん
月に眠る夢の話
よりみち ルート20
オーソドックスなパウンド型で焼いた無骨なキャロットケーキ、滋味です。
主役のにんじんに粉の一部は全粒粉、砂糖の一部は黒糖、スパイスでシナモン、ナツメグ、ジンジャーとグローブ、そして、生地にはくるみとアーモンドが入っている。デコレーションはなしの焼きっぱなし。
飾らない、スパイシー、ナッツの旨味、ちょっと重くて濃い感じ、「無骨」の良い方のイメージと調和する。「キャロット」はにんじんだからなんだけど、響きがキュートで、名前の中にこういう対比があるのもおもしろいかなと。
ムーンライトポケット
綾真｛二つ名はしのびのもの……｝
「言葉にしにくい生きづらさの中で、それなりに前向きに生きている。多少の差はあれ、皆そうなんだろう。だからどうということもないんだがね」
綾坂 紅美｛二つ名はポップヘヴィレア…………｝
「時間を作るのがよさそう。ただそれだけで地味に効く。甘いものと過ごすのもいい感じ。コーヒー飲みたい。イエーイ……心弾んだふりをしただけ、本当に冷静にいかなきゃね」
コーヒーにしようかな、アメリカン！
つぃき
いわゆるキャロットケーキです。ずいぶんと前に作りました。「無骨なキャロット」は、にんじんケーキについて考えていたときに浮かんだ名前です。
にんじんケーキは野菜を使ったお菓子の中で代表的なものの一つかと思います。
